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暴走する密室の恐怖。

今日は残業で帰りがいつもより遅くなりました。
なつ姉の自宅は駅からバスで15分弱ほどのところにあります。
疲れた身体を引きずり、帰宅ラッシュの時間帯が過ぎた21時47分発のバスに乗り込みました。
時間どおりに発車したバスでしたが少々運転の荒い運転士さんだったようで、走行中はもちろん、信号で、停留所で、
ブレーキをかけるたびにバスは勢いあまって前つのめり。
乗車率は6割ほどだったので幸い立っている乗客はいなかったけど、もしいたら一人や二人くらい転倒していても
おかしくはないくらいの荒い運転でした。

自宅最寄りの停留所までの道のりを半分ほど過ぎた頃。
上下左右に激しく揺れる車内で首がガックンガックンしながら、まるで暴走車だな…と呆れながらふと床を見ると、
長さ4~5cmほどの何やら茶色い物体が床を滑るようにうごめいていました。

枯れ葉?いやまさか。真夏に枯れ葉はないでしょ。

自分の目を疑いながらその茶色い物体を凝視していると、その物体がバスの揺れとは関係なく動くのを見ました。

やっぱり…やっぱりそうなのね。
そう。よほどの急斜面でもないかぎり、枯れ葉がバスの揺れくらいで床を滑るはずがない。
そんなことはわかっていました。
たぶん私の眼は、その物体が視界に入った瞬間にその物体が何であるかを識別していたはず。
でも信じたくなかった。
いや、信じないほうが身のためだと本能的に判断したのかもしれません。

その茶色い物体は素早い動きで優先席に一人座っていた女子大生風の女の子のすぐ足元へ。
人ごとながらその状況を見て凍りつく私。
凍りついていた私の視線を感じ、その視線が自分の足元にある茶色い物体に向けられているのを認め、瞬時に
足を浮かせる女子大生。

実際はほんの1、2秒の出来事だったのかもしれません。
でも、凍りついた私とその女子大生の間には数十秒にも感じられるほどの時間が流れました。

こっちに来たらどうしよう。
脚に上ってきたらどうしよう。
飛び掛かってきたらどうしよう。

今すぐバスを降りたいほどの恐怖感にかられました。
でも、そんなに便数の多い路線ではないので一度降りたらしばらく待つことになります。
もうここまで来てるのにバスを降りるのは惜しい。。。

凍りついたまま凝視していると、茶色い物体は滑るように運転席のほうへと消えていきました。

頼む、そのままそこに留まってくれ!こっちに戻って来るな!

祈るような気持ちで運転席のほうを見つめているとバスが停留所で停まり、女子大生が少し焦った様子で
いそいそとバスを降りていきました。
そして私も、その次の停留所でなんとか無事に降りることができました。

最初は事故でも起こすんじゃないかって運転士の運転にハラハラしていたけど、よもや途中からそのハラハラをも上回る
恐怖を味わうことになるとは…恐るべし、茶色い物体…もとい、悠久の時を超えて存在している茶色い生物よ。

もうこの夏は私の前に現れないでおくれ。お前との火遊びはひと夏に一度で十分よ。。。

あの場にもしつくしがいたら、きっと確実に仕留めて悠久の時のさらに彼方へと送っていたわね。

「当然よ。狙った獲物を逃すなんて猫の恥よ。」
IMGP7133.jpg


あぁ…あの恐怖を思い出しただけで体がムズムズする。。。

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